就活→内定!! 嬉しいけどその前に…
大学3年生の方々はもう就職活動が始まっている時期でしょうか?
僕は大学卒業の時点で内定が決まらず焦っていましたが
卒業後数ヶ月でとある会社から内定を貰う事ができました。
その時は色んなプレッシャーから解放されて清々しい気分でしたが、
入社してみて「こんなはずでは…」ということがたくさんありましたので
これから就職活動をされる方や今頑張っている方に同じような思いをしてほしくないという気持ちで
僕なりの注意点を経験から書いていきたいと思います。
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初任給
他社と比べて、高くないですか?
最初から貰える金額が多いに越したことはないですが、
内訳をしっかり確認した方がいいです。
○○手当を含むとか残業○○時間を含む
なんて書いてあるところは要注意です。
特に営業職で働こうと思っている方は「営業手当」には注意した方がいいです。
当時、そういう僕も営業職で働くことが決まったのですが、
給与の内訳に「営業手当」なんてものが含まれており、
何も考えていない馬鹿だった僕は「やった〜!営業職はこんな手当まで貰えるんだ」と思っていました。
しかしながらふたを開けてみるとその営業手当なるものは残業時間を「みなし化」したものだったのです。
僕の会社では定時が9時〜18時だったのですが
営業職はその営業手当のおかげで5時〜9時、18時〜22時の残業申請を行う事ができない
というシステムになっていたんです。
つまり、朝5時に出勤しても夜10時まで働いても、残業代はゼロです。
見た目の給与に騙されないようにしてください。
入社前には聞きにくいかもしれませんが、
絶対に内訳を確認しておいた方がいい項目だと思います。
逆にこれを聞いて、担当者が渋い顔をしたり、ごまかしたりするようであれば
その会社は怪しいと見た方がいいです。
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社員年齢
平均が30代は危険?
これは僕が実際に働いてみて感じたことなどで正解かどうか分かりませんが
10〜15年以上続いている会社で社員の平均年齢が30代という会社は
社員の入れ替わりが激しい会社ではないかと思っています。
新しく入ってきても数年で辞めていく人が多いのでまた新しく人を採用する
というサイクルを繰り返していると社員年齢は比較的若いままですよね。
そして数年で辞めていくにはそれなりの訳があります。
僕がいたところでは
経営方針を決めている役員+権力のある社員…40代から50代が中心
キャリアの長い営業マン…40代数名
若手営業マン…20代中心(多数)
という感じでした。中堅と呼ばれるような30代の人たちが次々と辞めて行く姿を見ていました。
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持ち込み…
これも営業職特有のことかもしれませんが
僕が勤めていた会社では自家用車を営業車として持ち込んでいました。
入社前には
自動車保険は仕事で使用する分は会社持ち
ガソリン代も会社のコーポレートカードで支払い
高速代などその他かかった費用は経費精算
できると言われていました。
これも車好きでアホだった僕は「自分の好きな車に乗って営業に行けるなんてラッキー」くらいにしか思っていなかったのですが、
営業で走る距離が異常な程に多かったのです。
そうなってくると当然車のメンテナンスにかかる費用が馬鹿になりませんよね。
他にも入社時には考えていなかった出費がいくつもあり大変でした。
特に痛かったのが、下記のもの(経費精算できず実費でした)
- オイル交換代金(1回5000円程度?ちなみに僕は年10回くらい交換してこれだけで5万円)
- タイヤ代金(距離数が多くなると溝がすぐなくなります。また雪が降るのでスタッドレスタイヤを購入する必要があった)
- 洗車代(汚い車でお客様のところへ行くこともできないため、地味に痛い出費)
- 車検代、1年点検代
- 自動車税
- 自動車保険(業務使用に変更すると異常な程に高額になります。月曜〜金曜分は会社負担、土日分は個人負担と言われ支払いを行いましたが、業務使用で契約した保険料を土日分支払いするだけで、レジャー使用で契約した場合の保険金を超えた?と思うくらいの高額さでした…。また仕事で土日に出勤してもその分は支払われず。。。)
- 車本体(想像以上の距離数を走ったので、数年で廃車となりました…。次の車を購入する時にも補助は出ず、ボーナスは全額車代金に消えました。)
数年間、車を維持するために働いていたようなものでした。
営業者持ち込みの会社に行かれる際には十分に注意してください。
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職務内容
実際にどんな仕事をしているのか、言葉で聞くだけでなく実際の現場で確かめた方がいいです。インターンなどを行っていない会社では難しいかもしれませんが…。
僕の場合には入社前に事前に説明を受けていた内容と実際に行っている業務内容がズレていて、あまり詳しく書けませんが法律スレスレのことをしていたり…入る前に描いていたものと全然違うぞってことがあるので、実際の現場を確認することは大切だと思います。
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早朝、深夜チェック?
9時ー18時が定時なのに早朝、深夜の人の出入りが激しい
深夜にも関わらず、社内の照明が消えない
早朝、深夜に駐車場に出入りする車が多い
など、長時間労働が日常化している会社ではこんな光景が良く見られます。
面接や試験で訪れる昼間の状況だけでなく、早朝深夜の状況も把握しておくといいのではないでしょうか。
思わぬ長時間労働を強いられるリスクを少しでも下げることができます。
他にも色々あるかもしれませんが、僕が実際に体験したものを挙げてみました。
内定を貰いたい一心で頑張っていると、色んなことが見えなくなっているものです。
僕もそんな一人でしたので、皆さんには同じ体験はしてほしくないという気持ちでこの記事を書きました。
会社選びの際、少しでも参考になればと思います^^